
はじめに
申し訳ありませんが、前回の「サツマイモ物語」で書き忘れたり、その後質問を頂きたりしましたので、
「Q&A集」という形で投稿をさせてください。
サツマイモの栽培記録集
- 前段取り
- 畑の土に石が混じっていたら取り除くこととのことですが、どうしてですか?
→土の中に石が混じっているとたまたまそこに根付いたサツマイモと石がぶつかり、割れたりするなど形の良くないサツマイモができてしまうからです。 - 深くふっくらと畑を耕すようにとのことですが、その理由を教えてください。
→サツマイモ自体は決して固い野菜ではないので、土が固いと根っこ(イモ)が大きく育たないからです。
なかなかの重労働ですが、おいしいサツマイモのために頑張ってください。 - マルチとは何ですか?
→畑の畝(うね)をビニールシートやポリエチレンフィルム、ワラなどで覆(おお)うこと、或いはマルチで使用する資材(ビニールシートやポリエチレンフィルム、ワラなど)自体を指します。
サツマイモは、元々九州のように比較的暖かい地方で生まれた植物ですので、保温効果・湿潤効果等の目的でマルチを使用しています。
ちなみに、私は防草シートをマルチとして使用しています。
理由として、ビニールシートやポリエチレンフィルムは通気性・通水性が悪く異臭の原因となるため、繊維のように織ってある防草シートを使用しています。防草シートなら通気性・通水性も良いのでお勧めです。
- 畑の土に石が混じっていたら取り除くこととのことですが、どうしてですか?
- 植え付け
- 苗を前日に水を吸わせておいて、植え付け当日に軽く干すのはどうしてですか?
→軽く干して日光を当てることにより、良い意味でのストレスを与えます。
それによって、苗の中で育つ苗と育たない苗をふるい分けをします。サツマイモは夏を越す植物であるため、
たかだか初夏の日光を2時間当てたぐらいでしおれてしまう苗では夏を乗り切ることはできません。 - 言い忘れたことがあります。防草シートをマルチとして使用するのであれば、植え付け時にハサミが必要です。ビニールシートやポリエチレンフィルムは割りばし等で穴が開くのですが、防草シートは割りばし等では構造上穴が開かないので、ハサミで約1cmほど切れ込みを入れてから、植え付けましょう。
- 苗を前日に水を吸わせておいて、植え付け当日に軽く干すのはどうしてですか?
- 手入れ
- 茎を切っても切っても、伸びてしまい、キリがありません。どうしたら良いでしょうか?
→おいしいサツマイモのためなら我慢してくださいと言いたいところですが、以下に処理の方法を提案します。良かったら参考にしてみてください。- 茎を切った後、1週間ぐらい干すことで、水分をとばしてごみの省力化を行います
- 茎の細い部分は煮物にして食べられるので、気長に細い茎を切り分ける。
尚、味付けはフキの煮物と同じ味付けをすれば、おいしくいただけます。
- 茎を切っても切っても、伸びてしまい、キリがありません。どうしたら良いでしょうか?
- 収穫・後段取り
- 収穫後、土にイモが残っていないかを確認するのはどうしてですか?
→イモを残したままにしておくと、畑の栄養分を吸収したり、幼虫やモグラの餌になってしまい、畑に幼虫やモグラが居座ってしまうため、獲れるものは獲るようにしています。 - 肥料はどんな肥料を使えば良いですか?
→我が家では「いも・まめ用の肥料」(そのままですみません)を使用しています。
あと、有機肥料と化成肥料がありますが、違いとして、有機肥料は長くじわじわと効果があるのに対して化成肥料は即効性があります。ただ、あまり化成肥料を使用しすぎると土がやせてその後の野菜の成長に悪影響を及ぼすので、お気をつけ下さい。
あと、分量等は肥料の袋に書いてある但し書きを参考にしてみてください。
- 収穫後、土にイモが残っていないかを確認するのはどうしてですか?
まとめ
まとめと言っても、疑問点は思わぬ方向から湧いて出てくるものなので、今回は現時点で発生した質問に対してお答えさせていただきました。
もし、他にも疑問等がありましたら、コメントを頂ければ一生懸命お答えさせていただきます。
それでは、今日はこの辺で。